藍染の歴史

藍染

藍は「すくも」という藍草(たで藍)の葉から発酵熟成させた原料をもとにふすまや灰汁、酒とともに藍を点て染めたものです。

藍染は糸にコーティングをする様に染料を付着させ、何度も繰り返す毎に色濃くなり、また糸を丈夫にします。

藍染めの特徴

藍は発熱、消毒、殺菌、冷え性など漢方薬として日本に伝わったといわれます。

藍で染められた生地は丈夫なので柔道着、剣道着、作務衣、半纏…として用いられ、また火にも強いことから火消し着としても活用されてきました。
その他には防虫、殺菌、抗菌、解毒、消臭、日射などの作用があり、虫やマムシを寄せ付けないことから、蚊帳や植木職人の作業着、野良着、モンペ、地下足袋、のれん、寝具など幅広い分野で愛用されてきました。

薬師寺の高田好胤氏は蚊帳についてこのような言葉をおっしゃられていました。
「化学薬品で蚊を殺すのではなく、蚊の命をそこなうことなく自分の身を守る。
蚊帳は日本人の平和な心の象徴である。」
と。
藍染めには先人の知恵や技術だけでなく、モノや周りも大切にするという想いが込められて深く愛用されてきたのですね。

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